Today's trip

那覇空港近くで絶景温泉を堪能「琉球温泉 瀬長島ホテル」の魅力に迫る

目次

Share

はじめに

今回ご紹介するのは、沖縄本島南部・豊見城市に浮かぶ小さな離島、瀬長島(せながじま)にある「琉球温泉 瀬長島ホテル」です。那覇空港から車でわずか15分ほどという近さながら、エメラルドグリーンの海と美しい夕日、さらには離着陸する飛行機まで眺められるというロケーションが最大の魅力。しかも、沖縄では珍しい本格天然温泉を楽しめる宿としても注目を集めています。

私自身、このホテルに宿泊してからはすっかりファンになりました。「空港に近くて便利」「温泉に浸かりながら海も眺められるなんて贅沢」「夕日の美しさは必見」と、いいことづくし。しかも隣接する瀬長島ウミカジテラスにはおしゃれなカフェやショップが並び、島全体が一つのリゾートエリアになっています。そんな瀬長島ホテルの魅力を、じっくり深掘りしてお伝えします。

ホテル周辺地域の概要・歴史や文化

引用:楽天トラベル

瀬長島は那覇市街地から南西に位置し、豊見城市(とみぐすくし)に属する小島です。周囲は約1.5kmしかなく、道路で沖縄本島と繋がっているため車やバスで気軽にアクセスできます。昔から「神の島」として知られ、琉球開闢(かいびゃく)の女神アマミキヨの子孫が住み着いたという伝承や、瀬長按司(せながあじ)が拠点を構えたとされる瀬長グスクの遺跡があるなど、神話や歴史ロマンが息づく土地でもあります。ただし伝承に関する詳細な記録は残っておらず、不明点も多いのが現状です。

引用:楽天トラベル

長い間、「離島」とはいえ観光客の少ない小さな島でしたが、近年は空港からの好アクセスと島内の新スポット開発も相まって、急速に人気を集めています。特に「瀬長島ウミカジテラス」が2015年にオープンしてからは、“フォトジェニックな島”として話題になり、おしゃれなショップやカフェに多くの旅行者が訪れるようになりました。真っ白な建物が階段状に並ぶ光景はどこを撮っても絵になり、SNSでも“行きたいスポット”として名が挙がるほど。島の中央付近には龍神を祀る神社やパワースポットが点在し、散策がてら歴史と自然を感じられる不思議な魅力を持っています。

ホテル概要と魅力

引用:楽天トラベル

琉球温泉 瀬長島ホテルは、2012年に開業しました。那覇空港の滑走路が見える好立地でありながら、島特有の非日常的な雰囲気に包まれるリゾートホテルとしてオープン以来人気を博しています。白い壁を基調とした外観は、隣接するウミカジテラスとも調和するようなデザイン。館内の至る所に琉球を感じる装飾がちりばめられ、南国気分を盛り上げてくれます。

引用:楽天トラベル

コンセプトは「空と海に包まれるアイランドリゾート」。ホテル最大の目玉は、地下1,000mから汲み上げた源泉を活かした天然温泉「龍神の湯」です。ここでは、ナトリウム塩化物強塩泉のしっとりとした湯を楽しむことができ、肌がすべすべになると評判。海が広がる露天風呂や壺湯、立ち湯、寝湯、充実したサウナなどが揃い、開放感抜群です。宿泊者は宿泊期間中に何度でも無料で入れるので、朝夕と何度も湯浴みを楽しむ方も多いとか。

また、夏季限定でオープンするインフィニティプールも見逃せません。海と空が一続きに見えるような造りが人気で、夕日や星空を眺めながら泳ぐ体験は格別。写真映えするロケーションに加え、プールサイドでのドリンクサービスなどもあり、思わず長居したくなる心地よさです。館内にはエステサロンやリラクゼーション施設も備わっており、旅の疲れを癒すのにぴったりなメニューが充実。沖縄ならではの温かいおもてなしも心地よく、記念日やハネムーン、女子旅などあらゆるシーンで利用されています。

客室タイプと設備

引用:楽天トラベル

ホテルの客室はおよそ100室ほど。全室禁煙で、スタンダードルーム・客室露天風呂付和洋室・クラブフロア(按司)など、目的や予算に合わせて選べます。

引用:楽天トラベル

27〜36㎡の洋室が中心で、ツインまたはダブルタイプ。オーシャンビューとエアポートビューのいずれかを選べるのが魅力です。大きな窓とバルコニーから見える海や滑走路の眺めは開放感たっぷり。部屋によってはバスタブがなくシャワーブースのみの場合もありますが、何より館内の温泉施設が充実しているので問題ありません。部屋には無料Wi-Fiやテレビ、冷蔵庫、セーフティボックス、シンプルながら上質なアメニティが一通り揃い、明るい琉球テイストのインテリアも好評です。

ホテルの最上階付近や角部屋に位置する「クラブフロア 按司」は、通常の客室よりも広く、アメニティや設備がワンランクアップ。クラブフロア専用ラウンジでのフリードリンクや、ゆったりレイトチェックアウトなどの特典を享受できます。按司とは琉球王国時代の王族の称号で、その名の通り「王族気分」で優雅に過ごせる空間です。こちらにも露天風呂付きタイプがあり、瀬長島ホテルの中でも最高級の滞在を楽しめるのが魅力。

食事・レストラン情報

引用:楽天トラベル

メインダイニング「Ocean Dining 風庭(かじなぁ)」では、沖縄食材を積極的に取り入れた和琉創作料理を味わえます。朝食は彩り豊かな和琉御膳スタイルが中心で、島野菜や海ぶどう、豆腐料理などヘルシーで美味しいメニューを堪能。日によって内容が少しずつ変わるので、連泊でも飽きない工夫が凝らされています。

引用:楽天トラベル

昼はランチセットやアラカルトメニューがあり、沖縄そばやタコライスといった定番から、洋食テイストのオリジナル料理まで楽しめます。ディナーは近海魚の刺身や沖縄県産の和牛、島野菜のグリルなど、食材の持ち味を活かした調理が魅力で、泡盛やワインの品揃えも豊富。海を眺めながらの一杯は格別です。

夏にはプールサイドでのBBQイベントが行われ、グループやカップルでワイワイ焼きながら夕日を拝むという特別感に浸れます。また、ロビーラウンジでは限定カクテルやスイーツを用意しており、夜風を感じながらのんびり語り合うのにもぴったりです。

周辺アクティビティ・観光スポット

引用:楽天トラベル

瀬長島には徒歩圏内に観光スポットがいくつもあります。もっとも有名なのが「瀬長島ウミカジテラス」。白を基調とした建物が斜面に沿って並び、カフェやショップ、レストランなどがぎっしり。地中海の街並みを思わせる開放感があり、日中はもちろん夕暮れどきも雰囲気が最高。アイスクリームやスムージーを片手に散策したり、夜にはライブ演奏やイベントが行われたりと賑やかです。

引用:楽天トラベル

また、島の中央付近には龍宮神社やパワースポットの「子宝岩」があり、恋愛成就や子宝祈願に訪れる方も多いそうです。ビーチとしては島の北側に「瀬長ビーチ(イーグルズビーチ)」、西側にも岩場や小さな入り江があり、ビーチコーミングや波打ち際の散策を楽しめます。周囲には遊歩道が整備されており、ゆったり20~30分ほどかけて島をひと周りするのも気持ちいいですよ。ただし大規模な海水浴場ではないため、泳げる箇所や設備は少なく、あくまで自然のビーチを軽く楽しむ形になります。

瀬長島から車で5分ほど行くと、大型アウトレットモール「あしびなー」があり、ブランド品や沖縄土産のショッピングに便利。さらに少し足を伸ばせば「美らSUNビーチ」で海水浴やマリンスポーツを楽しむこともできます。那覇市中心部の国際通りまでも車で25分ほどですから、都市観光との組み合わせもスムーズ。短い滞在でも計画次第で多彩な楽しみ方ができるのが瀬長島エリアの強みです。

取材してみて思ったこと

引用:楽天トラベル

初めて瀬長島ホテルに足を運んだとき、「こんなに空港に近いのに、この開放感は何だろう?」と驚きました。島全体が適度にコンパクトで、移動にストレスが少ないのも嬉しい。部屋のバルコニーからは海が広がっていて、ときどき飛行機がふわりと視界に入る――この光景だけでワクワクが止まりませんでした。 私が特に気に入ったのは「客室露天風呂付和洋室」。自分の部屋に天然温泉の壺湯があるなんて最高です。夕焼けを眺めながら入る瞬間は言葉にならないほどの贅沢感がありました。湯加減もちょうど良くて、長湯が苦手な私でも何度も浸かりたくなりました。

引用:楽天トラベル

食事も朝からヘルシーな琉球料理が味わえて嬉しかったです。島野菜ってこんなに美味しいのか、と再発見できるメニューが多かったですね。夜のコース料理は泡盛や沖縄産のクラフトビールとも相性抜群で、ついついお酒が進んでしまいました。 もちろん人気ホテルゆえ、温泉施設が混雑する時間帯があったり、スタンダード客室は少しコンパクトに感じる人もいるかもしれません。でも個人的には、そこを補って余りある景色と雰囲気があると思います。何より空港からアクセスが良いので、タイトな旅程でもゆったり温泉リゾート気分を味わえるのが魅力的。私のように「最終日に泊まって、ギリギリまで沖縄を楽しむ」作戦は大正解でした。

Reservation

琉球温泉 瀬長島ホテル

(せながじま ホテル)

交通アクセス:

那覇空港より車で約15分

または路線バスで約20分

住所:
〒901-0233
沖縄県豊見城市字瀬長174-5

まとめ

琉球温泉 瀬長島ホテルは、那覇空港近くにありながら島ならではの非日常感を味わえる、沖縄屈指の絶景リゾートです。天然温泉「龍神の湯」で身体を温めながら夕日や飛行機を眺める体験はここだけの贅沢。館内は南国情緒とモダンな快適さが調和し、食事も島野菜や県産食材をたっぷり使った和琉創作料理が充実しています。瀬長島ウミカジテラスやパワースポット巡り、アウトレットでのショッピングなど、周辺アクティビティも多彩で充実度はバッチリ。

宿泊するほどに島の魅力を発見できるので、時間に余裕があれば連泊もおすすめ。最初に泊まって旅の疲れを癒すもよし、最終日に泊まって最後まで沖縄を満喫するもよし。どんな旅程でも「また来たい!」と思わせてくれるパワーがあるホテルだと感じます。 もし沖縄旅行の予定があるなら、ぜひ検討してみてください。きっと思い出に残る素敵なステイになるはず。最後まで読んでくださりありがとうございました。皆さんも、この瀬長島から広がる壮大な海と空を目一杯楽しんでくださいね。

※本記事に掲載されている一部画像は、楽天トラベルの規約に基づき引用しています。著作権は各権利者に帰属します。問題がある場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

Picture of Mirei
Mirei

元旅行代理店勤務のライター&グラフィックデザイナー。国内旅行業務取扱管理者の資格を活かして旅の情報やモデルコースを紹介します。

Tweet
Share
Email